直感を信じる
私は、ヨガをしています。
ヨガは、自分自身と向き合い、瞑想により前向きに考えることができます。
日本マタニティヨーガ協会の研修を年4回受講して、その中で先生のためになるお話を聞きます。
毎回、さまざまなお話をしてくださるのですが、直感を大切にしなさいということを以前言われたことがあります。
直感とは、推理・考察など論理的思考によらず、感覚的に物事の真相を順次に感じることです。
『なんとなくこっちのほういい』
『おもしろそう』
『やってみたい』
『やめたほうがいいかも』
こういった、説明はできないけど、感覚的感じるものです。
情報量が多すぎると、考え過ぎたり雑念が入り交じり、やっぱりこっちのほうがいいかも‥‥と直感を感じることが難しくなってしまいます。
ヨガの本来は心と体を緩めることで、心身とも整えることです。
ヨガで体を緩めていくことで、副交感神経優位となり、リラックス状態になります。
そうすると、『オキシトシン』というホルモンが分泌されます。
『オキシトシン』は、お産の時に子宮を収縮させたり、母乳の分泌を促すホルモンだと言われてきました。
しかし、最近は、『オキシトシン』は「愛情ホルモン」といわれており、幸福感を感じることができるホルモンで、スキンシップやマッサージをしたり、好きなことをすることでも増えると言われています。
また、瞑想の時の深くゆっくりした呼吸を続けることは、脳内の精神安定に深く関わっている神経伝達物質の『セロトニン』が増えます。
『セロトニン』は、ネガティブな思考や感情を減らし、心のバランスを保つ大切な役割を担っています。
『オキシトシン』が分泌されることで、『セロトニン』の分泌も促進されます。
その理由は、『セロトニン』が『オキシトシン』の受容体をもっているためです。
ヨガで体をゆるめていくことで、心もストレスから解放され、『オキシトシン』や『セロトニン』が分泌されて、幸福感を感じやすくなります。
そのような心の状態だと、直感を感じやすくなり、物事の本質や、自分自身を見つめやすくなります。
ヨガの瞑想を毎朝続けることで、心が穏やかになりました。
そうすると、前向きに仕事も取り組めて、毎日幸せな気持ちで過ごすことができるようになりました。
そして、「シンクロニシティ(意味ある偶然の一致)」が起こってきました。
良いことばかり続くことがあって、幸せに感じていました。
どうしても、良いことに目がいってしまい、「あれっ」と思ったことに目とつぶってしまったことがあったのです。
「あれっ」と思ったことも直感だったのに、たぶん自分が見たくない現実だったんだと思います。
その時に、見極めればよかったのに、そのままそのことに目をつぶっていると、「あれっ」ということが増えてきました。
今思えば、「気づきなさいよ」というメッセージがどこからともなく送られていたのだと思います。
早く対処しなければいけないとわかりつつも、先延ばしにしてしまいました。
自分が我慢すればいいことだし…
誰にでも欠点はあるし…
私は信じてあげたい…と自分で言い訳を作っていたような気もします。
なぜ、そういうことが起こるのか。
人との出逢いは、必ず意味があるものだということだと思います。
自分にとって、良い影響を与えてくれる人もいれば、その反対の人もいます。
また、急に態度を変える人もいてるし、騙す人もいます。
全く悪い人はいないと思うので、その人にも事情があるだろうし、考え方もあると思いますが‥‥
そして、人との関係性も必ず変化していきます。
親しくなればなるほど、本音でその人と向き合わなければなりません。
譲れない部分もあるだろうし、今までとは違う一面をみることもあると思います。
どれも、その人なんだということです。
人を完全に理解するなんて、難しいことです。
ひとつ言えるのは、問題が起こった時に、その人の人間性、人格がよくわかるということです。
そして、今後その人との関係性を自分がどうしていきたいか、自分で決めることです。
これからの自分の人生にとって、必要な人かどうか、繋がっていきたい人かどうか。
嬉しいこと、悲しいこと、辛いこと、どんな状況でも、教訓が必ずあります。
素直な気持ちでその状況を受け入れ、今回の気付きから自分はどう変わらないといけないのか、ダメな自分とも向き合っていくこと。
失敗ではなく、また新たな経験をしたということ。
それが、自分の成長に繋がることだと信じて、直感を感じることができるように心と体を整えていくことが必要だと思います。
いいことばかりだったら、楽かもしれないけれど、よくないことが起こることによって、人の気持ちがわかるようになり、やさしさ、愛にふれることよって、幸せをより一層感じることができるんでしょうね。
だから、どんなことにでも感謝できるようになるんだと思います。
小さな幸せに気付くことができる、美しい心をもつようにしたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。