いのちの授業で、何を伝えるか‥‥
先日、熊本県で開業されている助産師さんの寺田恵子先生の『いのちの授業のすすめかた』という講演を聴いてきました。
本当に感動的で、助産師観に関わる内容で、いろいろなことを考えさせられました。
『いのちが大切なんて、当たり前』
でも、それを感動的に伝えるのは、並大抵のことではありません。
感動させるのには、心に響くモノがなければなりません。
その話に対して、知識をもってもらうように,わかりやすく説明しないと理解できませんし、共感してもらえる内容でなければなりません。
そして、自分の想像を少しでも超えた内容(ある程度予測がつく内容ではダメ)でなければなりません。
そう考えると、助産師として『いのちの大切さ』を伝えるためには、出産の時の話。
そして、生まれた赤ちゃん誰もがすべて愛されて生まれてきたこと。
赤ちゃんだった頃の記憶はないと思いますが、どの赤ちゃんも多くの人を笑顔で幸せにしてきて、周りの人に愛されてきたこと。
だから、あなたも記憶にはなくても、多くの人から愛されてきて、今も愛されていること。
そういうことを体験談も交えて、お話したいなぁとつくづく思いました。
そして、もし、今悩んでいる子どもたちがいたら、『あなたは大切なひと』、そして、『まわりの人も大切な人』。
大人には子どもを守る義務があるので、必ず一人で悩まず、誰かに相談すること。
もし、保護者が守ってくれなくても、あなたを守ってくれる大人は近くにいるので、諦めずに頼ることを伝えたいと思いました。
全ての子どもたちが幸せになって欲しい。
そのために自分は何ができるのか‥‥。
一つ一つの出会いを大切に、仕事を頑張っていくしかないなぁと思いました。
ぜひ、寺田先生の『母と子と家族のためのいのちの授業』という本を出版されていますので、読んでいただければと思います。
お読みいただきありがとうございました。