助産師のほんわかブログ

日々感じていることや考え方、仕事のことなど、前向きになって、ほんわかできるようなブログにしたいと思っています。

①本当のバースプランの書き方は?何となく書くのはやめましょう!

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バースプランって聞いたことがありますか?

 

出産の時にどうしたいかを書く用紙なんです。病院で妊娠中に渡されて、書く人が多いと思います。

 

私、いつも思うんですよ。

バースプランの内容って、初産婦さんと経産婦さんでは全然違うんです!

当たり前なんですけど、経産婦さんは、一度出産を経験しているので、イメージできているから具体的なんですけど、初産婦さんは正直何を書いていいのかわからない!

だから、ぼんやりとしてるんですよね。

 

妊娠、出産は、本来健康なことですので、無事に終わると思っている人が多いんです。

まさか自分が帝王切開とかそんなことありえないし‥‥‥とか。

最後まで、本当になにが起こるかわからないんですよね。

脅かすわけではないんですけど、自分は元気でも、赤ちゃんがしんどくなったら帝王切開の可能性もあります。

 

それと、出産後に「こんなに大変だと思っていませんでした」とかは、よく言われます。

 

これって、イメージが具体的ではなかったことがあると思うんです。

怖いから、あまり考えないようにしていたという人もいます。

 

そして、出産のこともそうですが、育児のことも考えておかなくてはいけません。

 

妊娠している時は、出産がメインイベントですので、その後の育児をイメージできてなくて、かわいい赤ちゃんとの楽しい生活をイメージしかしていない人もいます。

授乳がこんなに難しいと思っていなかったとか、赤ちゃんが授乳を終わってもずっと泣いている、どうしていいかわからないとか‥‥。

 

だから、具体的にいろんな可能性を考えておくことが必要だと思います。

 

私たちの施設では、具体的に出産、育児のイメージをしやすいようにアンケート形式にしています。

だから、初産婦さんは質問内容をみて、出産、育児でそういう可能性があることを初めて知るんですよね。

 

バースプランを書くことの一番の目的は、プラン内容がその施設でできるかという確認もありますが、具体的に出産・育児のことをイメージし、それにむけて知識を増やし、行動できるということだと思います。

 

それと、バースプランをしっかり書いていると、医療者に『妊娠・出産に対してしっかり考えている人』という印象を与えます。

当たり前ですが、インフォームドコンセントで説明をしっかりしようとか、対応に気をつけないといけないという気持ちになります。

希望していたことができなくて、あとでトラブルになったら困りますからね。

 

そういった意味でも、よく考えて書いてほしいと思います。

 

次回、バースプランを書くポイントをお伝えしたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。