助産師のほんわかブログ

日々感じていることや考え方、仕事のことなど、前向きになって、ほんわかできるようなブログにしたいと思っています。

予定日が過ぎたら‥‥。できることは何?

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予定日が近づいたら、ドキドキします。

いつ産まれるのかぁ。陣痛の痛みってどんなのかなぁとか。

 

妊娠40週0日が予定日です。

妊娠37~42週未満が正期産、妊娠42週からが過期産になります。

 

37週からは、いつ産まれても良い時期に突入しますが、予定日を過ぎると、焦るんですよね。

周りの人に「まだ生まれないの?」とか変なプレッシャーをかけられたり、なぜ陣痛こないんだろうとか。

 

赤ちゃんが生まれたいと思った時に、オキシトシンという子宮を収縮させるホルモンが出て陣痛が始まりますが、それがいつになるかは誰にもわかりません。

 

まず、体の準備をしましょう!

 

①しっかり体を動かすこと!

やはり、手足を動かしてしっかり歩く!

歩くのは全身の運動になります。

体を動かしている人は、細胞が活性化されているので、陣痛がきた時に体の反応が良く、スムーズに進みやすいです。

 

それと、拭き掃除もおすすめです。

赤ちゃんは骨盤の中を回りながら産まれますが、産まれる時は赤ちゃんの背中がお母さんのお腹側に回ってきます。

うまく回らないと骨盤に進入しにくくり、お産に時間がかかります。

拭き掃除の四つ這いの姿勢は、赤ちゃんが回るのを助けてくれるので、しっかり腰を振りながら拭き掃除をしましょう!

 

②体重も増えすぎないように食生活も気をつけること。

体重が増えることで、体に負担がかかり、異常になったりすることがあります。

妊娠後期に妊娠高血圧症候群になり、血圧が上がる人もいますので、気を抜かず薄味にしましょう。

 

③おっぱいの手入れをすること。

特に乳頭を刺激することで、オキシトシンが分泌されてお腹も張りやすくなりますし、赤ちゃんがおっぱいを吸いやすくなるので、母乳育児に良いスタートがきれます。

 

そして、心の準備をしましょう!

 

いつでも陣痛がきて欲しいと思っていると、「よし、やっときた。頑張るぞ!」とポジティブに思えます。

しかし、心の準備ができていないと「あ~、どうしよう。怖い」と不安が強くなってしまいます。

オキシトシンは、不安を感じると分泌が低下してしまうんです。

陣痛の時に気を使う人がそばにいると、なかなか進みません。

例えば、義理のご両親とかがいると、急に陣痛が弱くなったりするんですよね。

やはり、旦那さんが献身的にサポートするのが、一番いいと思います。

 

どうしても妊娠中からお産後は、精神的に不安定になります。

その時に旦那さんのやさしい一言や心遣い、スキンシップは、一番の心の安定剤になります。

 

心と体の準備をすることの意味は?

 

体の準備をしていると、妊娠中にあれだけ頑張ったんだから、乗り越えられるはず!と自信につながります。

 

心の準備をしていると、陣痛と向き合う気持ちになりやすいです。

 

時間が短かったら、安産だと思われています。

しかし、時間の問題ではなく、その人がお産と向き合って、納得でき、頑張れたらいいお産になります。

 

ぜひ、一人でも多くの妊婦さんがいいお産になり、素晴らしい経験してもらいたいです。

 

お読みいただきありがとうございました。