赤ちゃんは、ぼんやり見えています。しかし、逆から見たらわからないかも⁉︎
生まれた直後、カンガルーケアをしている時に、あかちゃんがお母さんの方を見つめていると、よく言われることがあります。
「でも、あかちゃんって、まだ見えてないんですよね。」
いえいえいえ。
とんでもない‼︎
生まれた直後でも、視力は、0.01~0.02と言われていて、16~24㎝の距離は見えてます。
よく母乳をあげる距離くらいは、見えていますので、近付いて見つめてくださいとお伝えしています。
見える色は、白、グレー、黒と限られていて、波長の長い赤い色からだんだん見えるようになってきます。
しかし、英国の研究チームは子宮内部のまで届く光を使った実験で、胎児でも「ヒトの顔」のように見えるものに反応する能力があることを確かめています。
赤い光を3点組み合わせて、
①二つの目と口のように見える配置にしたパターン
②それを反転させて三角形に見えるパターン
で、どちらが多く反応するかという実験で、①の「顔」のような光を目で追いかける方が多く反応したという結果がでました。
お腹の中にいる時から、光を感じ、顔のようなものに興味があるんですね。
そして、赤ちゃんは色をあまり感じとることができないので、コントラストで相手を見ています。
コントラストとなる眉毛、目、鼻、口という上からの順番がとても大切です。
眉毛、目、鼻、口が通常の配置をして並んでいるときは、『顔だ』と認識します。
これをひっくり返した像で実験してみると、顔の認識ができないか、非常に劣るということを小児科医が研究報告しています。
赤ちゃんの顔を見る時は、近い距離で赤ちゃんと向かい合い、表情豊かにゆっくり変化させながら、目と目を合わせてお話しするようにしましょうね。
お読みいただきありがとうございました。