アドラー心理学 子どもをのばす言葉
私には、中学2年生の息子がいます。
性格は、おっとりマイペース。
自分の興味があることしかしない。
まして、勉強を自分から進んですることなんて、滅多にない。
でも、やはり勉強はして欲しい。
ついつい「勉強しなさい」といってしまう。
きっと目標がある子どもは、自分から進んで勉強できるの思うが、まだ目標が見つかっていない。
本人がやる気にならなければ、何を言っても無駄だなぁと最近ずっと思っていました。
それがいつになるのか…
そういう時に読んだアドラー心理学の本。
まず、勉強するかしないかは、親の課題ではなく子どもの課題である。
そうなんだ‼︎
私の責任ではない。ちょっとホッとしてしまいました。
そして、叱ってはいけないし、ほめてもいけない。
アドラーは、たとえ相手が子どもであっても、互いに尊敬し、信頼するという「横の関係」を重視します。
叱るのは、もちろんやる気をなくしてしまうのはわかるのですが、ほめるのもダメとは…
ほめるという行為には「能力のある人が、能力のない人に下す評価」という側面が含まれています。
「えらいね」「すごいね」なども「自分よりも能力の劣る相手を操作すること」なので、感謝も尊敬も存在しないのです。
いちばん大切なのは、他者を「評価」しないということです。
ほめられるというのは、他者から「よい」と評価を受けていて、他者の物差しです。
では、どうするべきなのか…
そこで、アドラー心理学では、横の関係に基づく援助のことを「勇気づけ」と呼んでいます。
人は感謝の言葉を聞いたとき、自らが他者に貢献できたことを知ります。
人から良いと評価されるのではなく、自らの主観によって「わたしは他者に貢献できている」と思えることが、自らの価値を実感できるといっています。
人は、自分には価値があると思えたときにだけ、勇気を持てるというのがアドラーの考えです。
子どもと対等に接し、感謝を伝える。
そして、いつも信頼しているので、援助できることはすると伝えること。
子どもの短所を長所に置き換えて、自分を好きになれるようにすること.
そういう子どもとの関係性が大切なんですね。
親ができること…子どもが自分自身の判断で自分の人生を決める援助をすること。
言うは易く行うは難し
きっと、親子関係もいい時もあれば悪い時もあるかもしれないけど、ずっと大切に想っている気持ちは常に伝えていきたいと思います。
読んで頂きありがとうございました。